【通信制高校 Mくん】
Mくんは整理整頓が苦手です。
教室では部屋に入った後に
カバンからノートやファイル等
必要な物を机の上に出すのですが、
カバンから出した順に机に置いていくので
全部出した時には机の上はグチャグチャになってしまいます。
また、レッスンが終わって片付けをする時は
目についた物から1つずつカバンの中に入れていくので
物がつかえてしまうことも多く
片付けに時間がかかってしまいます。
Mくんは適当に作業をしているのではなく
どうすればうまく整理できるのかわからないとのことでした。
そのため“大きさ”を意識するよう提案し
①机の上に物を置く時は同じ大きさの物を重ねて置く
②カバンに物を入れる時は同じ大きさの物をまとめて入れる
というルールを作りました。
Mくんはパターンに沿って行動するのが得意なので
このルールを作ってからは
机の上もカバンの中もきれいになりました。
少しヒントを出しただけですが
特性に合わせたルールを作ることで行動がスムーズになり
Mくんの『できた』という成功体験につながっているようです。