【中学2年生 Gくん】
以前から相手の気持ちに意識を向ける練習を頑張っているGくん。
少しずつですが
相手の気持ちを考えて行動できるようになってきたので
レベルアップすることにしました。
次の課題は“共感の言葉をかける”。
Gくんの話によると
これまで人にアドバイスをしたことはあるけれど
共感した経験はないとのことでした。
そこでまずは“共感”とは何かを説明し、
次に実際にどんな言葉を相手に返したらよいのか
ロールプレイを通してイメージを作ってもらいました。
そして日常生活でも実践してみることを宿題にしました。
初めての取り組みなので
当然ですが最初は意識することが難しく
共感するタイミングもなかなかつかめなかったGくんですが、
先日「共感できた!」と報告してくれました。
しんどそうにしていた友達に共感の言葉をかけてから
楽になる方法をアドバイスしたら
友達が「ありがとう」と言ってくれた、という話でした。
“共感の言葉をかける”という行動は
Gくんの特性を考えると簡単ではなかったはずです。
それでもコミュニケーションが上手になりたいという強い気持ちと
日々の頑張りによって
驚くような成長を見せてくれるGくんには頭が下がる思いです。